Q.
ワクチンを接種すれば子宮がん検診の受診は必要ないですか?
A.
予防ワクチンの接種で、子宮頸がんの原因の多くを占めるHPV 16型とHPV
18型の感染を防ぐことができますが、このワクチンは全ての発がん性HPVの感染を防ぐことができるわけではありません。子宮頸がんを完全に防ぐためには、予防ワクチンの接種だけではなく、定期的に検診を受けることが大切です。予防ワクチン接種後も、1~2年に1度は子宮頸がん検診を受けるようにしましょう。
Q.
検診の結果が「要精密検査」でした。子宮頸がんということですか?
A.
検診の結果、精密検査が必要となるのは受診者の1%程度です。また精密検査を受けた人のうち、実際に子宮頸がんが発見されるのは一部で、「要精密検査」イコール「子宮頸がん」ではありません。検診の「細胞診」で異常な細胞が見つかった場合、細胞の様子をさらに詳しく調べるために精密検査が必要となります。
精密検査では、「コルポスコピー診」と「組織診」が行われます。